風邪などで喉の痛みがあるときの対処法8つ。原因や薬を選ぶポイント
2023.10.20マスクのこと風邪以外にも、さまざまな原因によって引き起こされる喉の痛み。「なかなか痛みが治らない」「いつまで痛みが続くのか」と気になっている方もいるのではないでしょうか。今回は、喉の痛みの原因となるものや、喉の痛みを和らげるための対策をご紹介します。喉の痛みの原因にあわせて適切に対処し、早めに治しましょう。
目次
高性能マスク「AIR M1」は「微粒子を99%カット」とブロック性能が高いのが特徴です。
日本唯一の繊維学部を持つ信州大学と共同開発した、ナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに使用。フィルターの重さは従来の1/100以下、厚みは1/200以下を実現しました。つけ心地が軽く、睡眠時間にマスクを着用してもストレスを感じにくいでしょう。極細繊維を使ったフィルターは呼吸がしやすいといったメリットもあります。実際に使用した方の中で9割以上が、従来のマスクとの違いを実感しています。ぜひ「AIR M1」をお試しください。
喉の痛みはなぜ起きるのか?5つの原因
喉が痛いと感じる場合、喉やその周りで炎症が起きている可能性が高いでしょう。この炎症が「どこの部位で」「なぜ起きているのか」を理解することが、痛みを改善するときのポイントになります。ここでは、喉の痛みを引き起こす、代表的な原因を見ていきましょう。
(参考:一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会『口・のどの症状』)
風邪
ウイルスなどへの感染によって風邪を引き、その症状として喉の痛みを感じることがあります。喉の痛みを起こす感染症はさまざまで「インフルエンザ」のほか、子どもがかかりやすい「ヘルパンギーナ」などの夏風邪も喉の痛みを伴うことがあります。
新型コロナウイルス感染症も、ウイルス感染によって発症する風邪の一つです。感染により、喉の痛みや咳、発熱、倦怠感など人によってさまざまな症状が現れます。
(参考:厚生労働省『インフルエンザQ&A』)
(参考:厚生労働省『ヘルパンギーナ』)
(参考:厚生労働省『新型コロナウイルスを防ぐには』)
喉の粘膜の乾燥
喉の粘膜が乾燥していることによって、喉に痛みを感じる場合もあります。喉の粘膜が乾燥する原因には次のようなものが考えられます。
【口・喉の粘膜が乾燥する原因の一例】
・口呼吸
・空気の乾燥
・精神的ストレス
・薬の副作用
喉の粘膜が乾燥する原因にあわせて、対策を考えることがポイントです。
(参考:一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会『耳・鼻・のど・くび:どの部位にも起こる病気』)
(参考:日本製薬工業協会『くすりの副作用』)
(参考:公益社団法人東京都薬剤師会『医薬品の副作用について』)
花粉
「喉が痛がゆい」などと感じる場合、スギ花粉などによる花粉症が原因の場合もあります。鼻水が出たり、だるさを感じたりするなど花粉症と風邪は症状が似ており、違いが見分けにくい場合もあるでしょう。花粉症の鼻づまりが原因で口呼吸となった結果、喉の粘膜が乾燥して痛みを感じる場合もあります。
(参考:厚生労働省『的確な花粉症の治療のために』)
喉への負担
大声の出しすぎなど喉を酷使することも、喉の痛みを引き起こす原因の一つです。喉の痛みに加えて声が枯れている場合は、声帯にトラブルが起きている可能性も考えられるでしょう。
(参考:一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会『喉頭・気管・食道の病気』)
タバコによる刺激
タバコを吸うことによって、喉に痛みを感じる場合があります。これは、タバコの煙が喉を刺激するために起こり、喫煙者は特に注意する必要があるでしょう。タバコによる体への影響として、咳や痰などの症状があるケースも見られます。
(参考:厚生労働省・喫煙の健康影響に関する検討会『喫煙と健康』)
喉の痛みや風邪症状を和らげる8つの対処法
喉の痛みの治し方を考える際、「乾燥を防ぐこと」「炎症を抑えること」のほか、風邪を引いている場合は「風邪そのものを治すこと」がポイントです。
ここからは、より具体的に喉の痛みを和らげるための対処法や、風邪症状の改善に役立つ方法をご紹介します。
【方法1】鼻呼吸を心がける
喉の粘膜の乾燥を防ぐために、口を閉じて鼻呼吸を心がけましょう。寝ているときに口呼吸になってしまう場合は、口が開かないようにするテープや、顔に取り付けるサポーターなどを利用する方法もあります。口呼吸の原因に応じて対策を考えるとよいでしょう。
花粉症が口呼吸の原因になっている場合は治療し、鼻づまりなどを改善します。
【方法2】マスクをつける
空気が乾燥しているときは、マスクをつけることも有効です。マスク内の適度に湿った空気を吸い込むため、喉の粘膜の乾燥や、それに伴う痛みを和らげることにつながります。また、風邪を引いている場合は家族など周りへの感染対策にも役立つでしょう。
喉が敏感になっているときは、ブロック機能の高いマスクで喉を守ることが大切です。高機能マスク「AIR M1」は、「ウイルス飛沫捕集効率98%」と防護性に優れており、喉の痛みがある場合や普段の感染対策にもおすすめのマスクです。
「AIR M1」は、日本で唯一の繊維学部がある信州大学と共同開発したナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに採用。高いブロック機能をもちながら、従来のフィルターと比べて厚みは1/200以下と非常に薄く、通気性に優れていることが特徴です。「息苦しい」「蒸れる」といったマスク着用時のストレスを大幅に軽減し、快適なつけ心地を実現しました。
実際に使用した90%以上の方が、従来のマスクとの違いを実感しています。この機会にぜひ「AIR M1」をお試しください。
【方法3】部屋を加湿する
部屋の空気が乾燥しているときは加湿しましょう。空気が乾燥していると喉など気道粘膜の防御機能が低下するため、喉の痛みが悪化したり、感染症にかかりやすくなったりする可能性も考えられます。室内の適切な湿度は50~60%とされています。加湿器を使うほか、以下のような加湿方法も参考にしてみてください。
・霧吹きでカーテンに水を吹きかける
・観葉植物を置く
・床を水拭きする
・水を入れたコップを枕元などに置いておく
冬場だけでなく、夏もエアコンの使用により空気が乾燥する場合があるため気をつけましょう。
(参考:厚生労働省『令和4年度インフルエンザQ&A』)
【方法4】こまめな水分補給をする
空気が乾燥しているときは、部屋の加湿とともに体内に適度な水分を補うことで体調管理につながります。こまめに水分補給をしましょう。その際、飲み物はカフェインや刺激物が含まれているものは避けます。
【方法5】飴をなめる
喉の痛みを和らげるために、飴をなめるのも一つの方法です。飴をなめると唾液の分泌が促され、口や喉の乾燥を抑えることが期待できます。唾液には、体を菌から守る抗菌作用をもつ成分が含まれており、感染予防の観点からも有効な方法の一つと言えるでしょう。虫歯にならないよう適量にとどめ、口腔ケアも忘れないようにしたいですね。
(参考:一般財団法人日本口腔保健協会『インフルエンザと口腔ケア~みんなで知って、みんなで注意~』)
(参考:公益財団法人横浜勤労者福祉協会汐田総合病院『口腔乾燥症について(後編)』)
【方法6】バランスのよい食事を心がける
風邪を引いて喉が痛い場合は、バランスのよい食生活で体の抵抗力を高めることも大切です。タンパク質を含む魚類や大豆、抗酸化作用のある緑黄色野菜などのほか、腸内環境を整える発酵食品も毎日の食事にバランスよく取り入れる習慣をつけるとよいでしょう。
(参考:全国健康保険協会ホームページ)
【方法7】体を温める
体温が下がると風邪などにかかりやすく、また治りにくくなる傾向があります。体が冷えて血行が悪くなっている場合は、冷たい飲み物などを避け、体を温めるように意識するとよいでしょう。以下に体を温める具体的な方法を挙げましたので、参考にしてください。
・上着や靴下など衣類で保温する
・ストレッチなど適度な運動を行う
冬など気温の低い季節だけでなく、夏場も冷房による「冷え」に注意しましょう。
(参考:全国健康保険協会ホームページ)
【方法8】薬を飲む
風邪で喉が痛い場合、市販薬で様子を見るか、医師から薬を処方してもらうか迷う場合もあるかもしれません。薬にはさまざまな種類がありますが、ここでは市販薬(一般用医薬品)・漢方薬・医療用医薬品について、選ぶときのポイントや注意点をご紹介します。
●市販薬(一般用医薬品)
市販の風邪薬は、咳を抑えるものや熱を下げるものなど、含まれる成分によって効果や副作用が異なります。購入の際は、薬剤師に症状を詳しく説明し、自分にあった薬を選びましょう。また、妊娠中の方や子どものほか、薬でアレルギーなどが起きたことがある場合などは、薬を選ぶ際に注意が必要です。必ず薬剤師に相談するようにしましょう。
顆粒や錠剤、カプセル剤などで迷う場合もあるかもしれません。錠型の種類によって吸収の早さが違う場合もありますが、一般的に効果に大きな差はないとされています。自分が飲みやすい剤型を選ぶのも一案でしょう。
(参考:厚生労働省『市販の解熱鎮痛薬の選び方』)
(参考:公益社団法人東京都薬剤師会『医薬品の選択について』)
●漢方薬
漢方薬は、植物、動物や鉱物などの薬効となる成分「生薬」から作られています。一般的に、風邪の早期に用いるほど効くとされ、喉の痛みといった症状のほか、個別の体質に適したものを選ぶことがポイントです。漢方薬は煎じて飲むほか、手軽な顆粒タイプもあります。
生薬のなかには、妊娠中や体質によって注意が必要なものがあります。医師や薬剤師に相談することが望ましいでしょう。また、自己判断で複数の漢方薬を服用することは副作用の原因にもなるため避けます。
(参考:一般社団法人千葉市薬剤師会『風邪と漢方薬』)
(参考:製薬協『Q4.漢方薬(かんぽうやく)とは、どういうものですか。』)
●医療用医薬品
医療機関を受診し、医師に処方してもらう薬を「医療用医薬品」と呼びます。医師の診察や検査を受けて薬を処方してもらうことで、個別の症状にあわせた的確な薬が得られるでしょう。また、市販の一般用医薬品と比べると、医療用医薬品は効き目が強いとされます。用法・用量は医師の指示に従いましょう。
複数の病院にかかる際や市販薬を飲んでいる場合は、薬の飲みあわせによる副作用などを招かぬよう、現在飲んでいる薬について医師に必ず伝えるようにしましょう。また、妊娠中や授乳中、アレルギーについても話しておきます。
(参考:製薬協『Q15.病院や医院で処方してもらうくすりと、薬局・薬店で自分で買えるくすりでは、違いがありますか。』)
(参考:製薬協『Q19.初診の時や複数の病院からくすりをもらう時は、どのような注意が必要ですか。』)
喉の痛みに関係する体のトラブル
喉の痛みを感じる原因には、喉の粘膜が腫れている以外にも、扁桃腺やのどの奥の喉頭などにトラブルが起きている可能性も考えられるでしょう。食べ物の飲み込みにくさや声枯れなど、部位によってさまざまな症状が表れます。
(参考:一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会『口・のどの症状』)
すぐに医療機関の受診が必要な場合
喉に痛みがあり、呼吸が苦しいと感じる場合はすぐに医療機関を受診しましょう。強い「腫れ」の症状により呼吸が妨げられている可能性があります。
また、そのような緊急の状況でない場合も喉の痛みを我慢せず、なるべく早めに耳鼻咽喉科医などを受診するようにしましょう。
(参考:一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会『口・のどの症状』)
風邪による喉の痛みには適切に対処しよう
風邪を引いて喉に痛みがある場合、マスクの着用や部屋の加湿など、乾燥への対策がポイントです。その上で、バランスのよい食事や体の冷えを防ぐための対策を行い、体の回復をサポートすることが大切でしょう。喉の痛みには風邪以外にもさまざまな原因があります。医療機関を受診するなど、痛みの原因にあわせて適切に対処しましょう。