マスクの種類と特徴を詳しく解説。体調やシーンにあわせた選び方とは
2023.10.03マスクのことマスクには形状や素材などさまざまな種類があるので、「どのようなマスクを使うとよいのか分からない」「マスクの種類の違いを知りたい」という方もいるのではないでしょうか。今回は、マスクの種類とそれぞれの特徴、体調やシーンに合わせた選び方を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
高性能マスク「AIR M1」は「微粒子を99%カット」とブロック性能が高いのが特徴です。
日本唯一の繊維学部を持つ信州大学と共同開発した、ナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに使用。フィルターの重さは従来の1/100以下、厚みは1/200以下を実現しました。つけ心地が軽く、睡眠時間にマスクを着用してもストレスを感じにくいでしょう。極細繊維を使ったフィルターは呼吸がしやすいといったメリットもあります。実際に使用した方の中で9割以上が、従来のマスクとの違いを実感しています。ぜひ「AIR M1」をお試しください。
マスクの種類は家庭用・医療用・産業用の3つに分類される
マスクの種類は、大きく分けて「家庭用マスク」「医療用マスク」「産業用マスク」の3つがあります。それぞれ使われるシーンが違うため、素材やフィルターの性能なども異なります。どのような違いがあるのか、具体的に紹介します。
家庭用マスク
家庭用マスクは、風邪やウイルス感染などの予防、花粉やハウスダストなどのアレルギー対策、PM2.5対策などを目的としたマスクです。布・不織布・ウレタンなどさまざまな素材のマスクがあります。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(通称:医薬品医療機器等法)には該当しない衛生用品です。
医療用マスク
医療用マスクは、医療現場で使用される、感染予防を目的としたマスクです。日本では、2021年にJIS規格が制定され、「JIS T9001」及び「JIS T 9002」の中で医療用マスクに必要な捕集機能、人工血液バリア性について、クラスⅠ、Ⅱ、Ⅲの3つにクラスが分類されています。海外でも同等の医療用マスクの規格があります。
このほか、産業用の防じんマスク「N95」も、新型コロナウイルス感染症などのエアロゾルによる感染を防ぐ目的で使用されることがあります。
産業用マスク
産業用マスクとは、建設現場や工場、解体作業などで使用されるマスクです。空気中にある微細な固形物質を吸い込まないためのもので、「防じんマスク」とも呼ばれます。
有害物質の種類や粉じん濃度、作業内容などによって使用するマスクが異なり、作業環境に合わせて選びます。使い捨てタイプとフィルター交換タイプがあるほか、塗装の現場などで有毒な気体から身を守る「防毒マスク」の機能も併用した「防じん防毒マスク」もあります。
産業用マスクは労働安全衛生法の国家検定やJISによって規格が定められており、規格に適合したマスクを使用することが重要です。
【素材別】家庭で使うマスクの特徴一覧
日常的に使用するマスクは、上記で紹介したマスクのうち「家庭用マスク」だという方が多いでしょう。家庭用マスクに使われている素材には、布(ガーゼ)・不織布・ウレタンがあります。それぞれの形状や素材、メリット・デメリットを紹介します。
布製マスク(ガーゼマスク)
布製マスクは不織布マスクよりも肌荒れしにくく、呼吸がしやすいという特徴があります。洗濯して繰り返し使用できるため、使い捨てとは違い、ゴミが出ないのもメリットです。
一方で、不織布マスクに比べて素材の目が粗いため、ウイルス対策としては効果が薄く、体調不良のときや感染予防には不向きです。屋外など換気のよい場所や、防寒・保湿で使うとよいでしょう。
不織布マスク
不織布マスクは、洗って再利用することを前提としていないので、「使い捨てマスク」と呼ぶこともあります。化学繊維を熱処理や化学処理でシート状にした「織っていない布」でつくられており、外側・中間・肌に触れる内側の3層構造が主流です。
不織布マスクは、フィルター機能をもつ不織布が使われることが多いです。そのため、布やウレタンで出来たマスクに比べ、ウイルスなどをカットする性能が高いという特徴があります。
鼻の部分にワイヤーが入っており、顔に合わせて微調整できる事も魅力で、フィット感も良好です。プリーツ型や立体型など種類が豊富で、サイズやカラーを選べるのも不織布マスクのメリットといえます。
不織布マスクのデメリットとしては、使われる素材やフィルターによっては、肌当たりが硬く感じられるほか、顔の肌荒れやかゆみの原因になることが挙げられます。自分にあった不織布マスクを選ぶことが大切でしょう。
ウレタンマスク
ウレタンマスクは、プラスチック素材の「ポリウレタン」を使用したマスクのこと。自動車のクッションやキッチンスポンジなどと同じ素材で、着け心地と通気性のよさがウレタンマスクの特徴です。洗ってすぐに乾くのも、布マスクにはないメリットです。
通気性がよいというメリットがある反面、ウレタンマスクはフィルター機能が低く、感染予防効果はあまり期待できません。
自分にあったマスクの選び方
マスクの種類は豊富にあるので、どのようなときに、どのマスクを選べばよいのか迷う人も多いでしょう。そこで、マスクを選ぶときのポイントを解説します。
ポイント1.体調によって選ぶ
体調が悪いときは、新型コロナウイルスやインフルエンザ、風邪などの病気であることも考えられます。周囲への感染を防ぐためには、フィルター性能の高い不織布マスクを選ぶのがオススメです。
ポイント2.シチュエーションから選ぶ
「屋内か屋外か」「換気効率がよいか、よくないか」など、シチュエーションによってもマスクの選び方は異なります。
豊橋技術科学大学は2020年10月、理化学研究所と共同で行った『コロナウイルス飛沫感染に関する研究』について、スーパーコンピュータ「富岳」による解析結果を報告しました。
この実験は、フィルターの性能ではなく、マスクを着用した状態で比較したのがポイントです。不織布マスクを使用することで、吐き出し飛沫量の8割を抑制して、吸い込み飛沫量は、マスクと顔に隙間があっても3分の1ほどにできます。
日常のオフィスや学校なら「布マスク」、人混みや密閉空間など感染リスクが高い場所では「不織布マスク」というように、シチュエーションでマスクを選ぶとよいでしょう。
(参考:国立大学法人豊橋技術科学大学Press Release『コロナウイルス飛沫感染に関する研究 ~マスクの効果と歌唱時のリスク検討~』)
ポイント3.マスクの性能から選ぶ
不織布マスクが、布マスクやウレタンマスクに比べて効果が高いことをお伝えしましたが、不織布マスクも、製品によって性能に違いがあります。具体的にはパッケージなどに記載されている「PFE」「BFE」「VFE」の数字が性能を表します。
PFE・BFE・VFEとは、フィルターがカットできる粒子の大きさと、どれくらいろ過(捕集)できたのかを示す指標です。マスクを製品として販売する際には、PFE・BFE・VFEそれぞれが、対象となる粒子をどのくらい遮断できるかをテストする「フィルターの性能試験(遮断率試験)」が行われ、その結果がパッケージなどで確認できるケースが多いでしょう。
PFE・BFE・VFEの指標が示す意味を以下でまとめました。
細菌やウイルスの感染予防にはPFEやVFEの数値が高いものを、花粉症対策にはBFEの数値が高いものを選ぶとよいでしょう。
なお、「PM2.5」は、粒子の大きさが2.5μm以下(0.0025ミリ)と非常に小さいため肺の奥まで入りやすく、呼吸器疾患を起こす恐れがあります。行政からPM.2.5の注意喚起が行われている地域では、PEEまたはVFEの数値が高いマスクの着用を推奨します。
【関連記事】黄砂とPM2.5の違いとは?飛来時期や健康への影響を防ぐ4つの対策
ポイント4.つけ心地から選ぶ
マスクは長時間着用することが多いため、つけ心地も重要ではないでしょうか。たとえば、以下のような視点でつけ心地をチェックしましょう。
・呼吸がしやすいか
・耳が痛くならないか
・会話していてもズレてこないか
・肌がかゆくならないか
・その他、着用して不快感がないか
マスクのサイズ感も大切で、サイズが合っていないと顔とマスクの間に隙間ができてしまい、ウイルスなどをカットする効果を十分に得られません。自分に合ったマスクを選び、正しく装着することが、感染症や花粉症の予防につながります。
関連記事:効果を最大限にするための正しいマスクのつけ方・外し方
高機能マスク「AIR M1」なら超微細な粒子を逃さずキャッチ
ナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに使用した「AIR M1(エアーエムワン)」は、従来の不織布マスクよりも呼吸しやすいのが特徴です。
日本唯一の繊維学部を持つ信州大学との共同開発により誕生したNafiaS®のフィルターは、細菌やウイルスなど0.0001mmの微小粒子について「捕集効率99%」を実現しています。フィルターは重さが従来の1/100以下、厚みが1/200以下と、非常に軽いつけ心地ながら、ウイルスだけでなくPM2.5や花粉にも高いブロック性能を発揮します。実際に使用した方の90%以上の方が、従来のマスクとの違いを実感していますので、この機会にぜひ「AIR M1」をお試しください。
種類ごとの特徴を把握して自分にあったマスクを選ぼう
マスクにはさまざまな種類があり、家庭用のマスクでも布・不織布・ウレタンなどさまざまな素材のものがあります。日頃の生活でマスク着用が必須となるシーンは、まだまだあります。正しく着用することを前提に、それぞれの種類の特徴を把握して、シーンによってマスクを使い分けてはいかがでしょうか。