ハウスダストアレルギーの症状や原因を解説!家の中でできる対策とは
2023.12.19アレルギーのこと「ハウスダストアレルギーになると、どのような症状がでるのか」「ハウスダストアレルギー対策を知りたい」という方もいますよね。ハウスダストアレルギーは季節に関係なく発症する可能性があるため、日々の予防対策が大切です。今回は、ハウスダストアレルギーの症状や原因を解説します。また、家の中でできるハウスダストアレルギー対策についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
高性能マスク「AIR M1」は「微粒子を99%カット」とブロック性能が高いのが特徴です。
日本唯一の繊維学部を持つ信州大学と共同開発した、ナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに使用。フィルターの重さは従来の1/100以下、厚みは1/200以下を実現しました。つけ心地が軽く、睡眠時間にマスクを着用してもストレスを感じにくいでしょう。極細繊維を使ったフィルターは呼吸がしやすいといったメリットもあります。実際に使用した方の中で9割以上が、従来のマスクとの違いを実感しています。ぜひ「AIR M1」をお試しください。
ハウスダストアレルギーとは
ハウスダストアレルギーは、室内でハウスダストを吸い込んだときに身体を守ろうとして起こる過剰反応です。ハウスダストとは、人の目に見えにくい1mm以下の小さな粒子のチリやホコリのことをいい、非常に軽く人が動くことで空中に舞い上がります。チリやホコリには、ダニの死骸やフン、カビ、花粉、細菌などさまざまなものが含まれています。
ハウスダストアレルギーになるとどのような症状がでるのでしょうか。次で見ていきましょう。
ハウスダストアレルギーの症状
ハウスダストは室内の空気中に常に存在しており、季節に関係なくさまざまな症状が現れます。症状は人によって異なりますが、代表的なものは「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」などです。そのほかにも「目のかゆみ」「皮膚の炎症」「咳」「ぜん息」の症状がでる場合もあります。
ハウスダストによって引き起こされる疾患
人の体は、外から侵入してくる異物から身を守るために、体外に排出しようとする免疫反応の力が備わっています。この免疫反応がハウスダストを異物だと判断すると、外に排除しようと過剰に働いてしまうことがあります。このような過剰反応によって以下のアレルギー疾患を引き起こすことがあります。
アレルギー疾患名 | 症状 |
---|---|
アレルギー性鼻炎 | 鼻水・鼻づまり・くしゃみ |
アレルギー性結膜炎 | 目のかゆみ・充血・異物感 |
気管支ぜん息 | 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴・咳・呼吸困難 |
アトピー性皮膚炎 | 皮膚のかゆみ・湿疹 |
(参考:一般社団法人日本アレルギー学会『わかりやすいアレルギーの手引き2023年版』)
(参考:神奈川県『アレルギー疾患の主な症状と予防』)
(参考:公益財団法人日本眼科学会『アレルギー性結膜炎』)
(参考:アレルギーポータル 『アトピー性皮膚炎』)
ハウスダストアレルギーになるのは部屋が汚いから?4つの原因
ハウスダストアレルギーは部屋の掃除が行き届いていないなど、さまざまな要因によって引き起こされます。ここでは、ハウスダストアレルギーになる原因を4つご紹介します。
<原因1>空気中のカビや細菌
ハウスダストアレルギーになる原因の一つが空気中に漂うカビや細菌です。カビはキッチンや浴室、窓枠など湿気が溜まりやすい場所を好みます。湿度が高い場所の換気を怠るとカビが発生し、空気中に浮遊するのです。
特に現在の新築住宅に多い「高気密」な家は、カビの胞子や室内にいる細菌が室内にとどまりやすく、繁殖しやすいため注意が必要でしょう。
<原因2>布団などに増殖するダニ
ハウスダストアレルギーの主な原因として挙げられるのが、布団やカーペットのような湿気が多い場所にいるダニです。家の中で最も多く見られるのがヒョウヒダニで、食べ物のカスや人のアカ、フケなどをエサにして繁殖します。
ダニは夏に繁殖のピークを迎え、気温が下がる秋に死骸が増加するため、増えたダニの死骸や糞を吸い込んでしまうことでハウスダストアレルギーが起こります。
<原因3>人やペットの毛・皮膚片
ハウスダストに付着する人やペットの毛、皮膚片などを吸い込むことでアレルギー症状が現れることも考えられるでしょう。最近は犬や猫、うさぎなどのペットを家の中で飼う人も増えています。部屋中に舞うペットの毛やフケを吸い込むことで、ぜん息やアレルギー性鼻炎が発症することもあり、注意が必要です。
<原因4>花粉
ハウスダストアレルギーが引き起こる原因の一つが花粉です。花粉は、外に干した洗濯物に付着したり、換気のために窓を開閉したりすることで室内に侵入し、空気中に浮遊するホコリやチリに混ざります。これにより、ハウスダストアレルギーの症状が現れることもあるため、洗濯物を部屋干しに変えるなどして花粉をなるべく室内に持ち込まないことが大切です。
【関連記事】花粉症の症状7つ。原因や流行時期、治療方法や花粉飛散時の対策を紹介
ハウスダストが溜まりやすい場所
ハウスダストは家の中のあらゆる場所に存在しています。一般的にホコリが溜まりやすいとされている「家具や照明器具の上」や「床の上」はハウスダストが溜まりやすい場所であるといえるでしょう。
そのほか、人が行き来する機会の多い「廊下」や衣類の着脱をする「洗面所」、人のフケや髪の毛が落ちやすい「寝室」もハウスダストが溜まりやすいので注意が必要です。
家の中でできるハウスダスト対策
ハウスダストは「増やさない」「取り除く」対策が大切です。ここでは、家の中でできるハウスダストの対策について1つずつ詳しくご紹介しますので、できそうなことからチェックして取り組んでみましょう。
こまめな掃除や洗濯
できるだけ毎日掃除することを心がけましょう。掃除機は吸い込んだハウスダストを再び外にまき散らかさない「排気循環式」のものや、「水フィルター」を使用した型を使うことをおすすめします。
また、掃除機は、1㎡につき20秒以上かけることが推奨されています。ダニが繁殖しやすい寝室の掃除は特に念入りに行うようにしましょう。
さらに、カーテンやぬいぐるみ、布団カバーなど水洗いができるものは、こまめに洗濯することが大切です。ダニは高温で死滅するので、洗濯のあとに乾燥機を使って乾かすとよいでしょう。
室温や湿度の調整
ハウスダストに含まれるダニは、気温が25℃から30℃、湿度が60%を超えると繁殖力を増します。ダニを増やさないためには、室温を20℃程度、湿度を60%未満に保つのがよいでしょう。クローゼットや水回りは湿度が高くなりやすいので、定期的な換気や除湿剤などを使って除湿をするのがおすすめです。
空気清浄機の活用
空気清浄機を使用して室内に浮遊するハウスダストを除去しましょう。掃除や洗濯ですべてのハウスダストを取り除くのは困難です。空気清浄機を使えば空気中のハウスダスト量を最小限に抑えられます。
空気清浄機は部屋の広さに合うサイズを選び、寝室やリビングなどハウスダストが舞いやすい部屋に設置するのがおすすめです。空気清浄機の機能を維持するために、フィルターの掃除や交換などは定期的に行いましょう。
睡眠時のマスク着用
布団やベッドは、人が長時間寝ている間にかく汗により湿度が溜まるため、ダニが繁殖しやすい環境です。寝ている間のダニの吸い込み量を減らすためには、マスクの着用をおすすめします。睡眠の質を下げないように通気性が高く呼吸のしやすいマスクを選びましょう。
高性能マスク「AIR M1」は「微粒子を99%カット」とブロック性能が高いため、ハウスダストアレルギー対策におすすめです。
AIR M1は、日本唯一の繊維学部を持つ信州大学と共同開発した、ナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに使用。フィルターの重さは従来の1/100以下、厚みは1/200以下を実現しました。つけ心地が軽く、睡眠時間にマスクを着用してもストレスを感じにくいでしょう。極細繊維を使ったフィルターは呼吸がしやすいといったメリットもあります。
実際に使用した方の中で9割以上が、従来のマスクとの違いを実感しています。ぜひ「AIR M1」をお試しください。
市販の薬の服用
ハウスダストアレルギーの症状が出た場合、薬局で売られている市販の薬を服用すると症状が緩和されるかもしれません。鼻の症状は、粘膜の炎症を抑える内服薬や不快感を緩和するスプレーの点鼻薬などが販売されています。また、目の炎症症状には、抗アレルギー用の点眼薬があります。ただし、薬には副作用を引き起こすものもあるため、使用には注意が必要です。薬局で薬を購入する際は、薬剤師に相談し、症状に適したものを選びましょう。
ハウスダストアレルギーの治し方はある?
花粉やダニアレルギーの治療法として「舌下免疫療法」があります。アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与し、体をアレルゲンに慣らすことでアレルギー反応を抑える治療法です。
スギ花粉の舌下免疫療法は2014年に、ダニの舌下免疫療法は2015年に保険適応となりました。治療について気になる方は、舌下免疫療法を行っている専門医に相談してみましょう。
(参考:アレルギーポータル『アレルギー性鼻炎』)
(参考:日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会『アレルギー性鼻炎ガイド2021年度版』)
ハウスダストアレルギーの症状が出たら適切な対処と対策をしよう
ハウスダストは、季節に関係なく1年中室内に存在しています。ハウスダストをすべて取り除くことは難しいですが、増やさないことを意識することが大切です。ハウスダストアレルギーの症状が出たら、こまめな掃除やマスク着用など早期に適切な対策をとれるとよいですね。