マスクでニキビができる原因と5つの対策。治らないときの対処法も
2023.12.06マスクのこと日常的なマスクの着用でニキビができてしまい「なかなか治らない」「治っても別のところにまたニキビができてしまう」と悩む方が増えています。今回は、マスクが原因でニキビができる理由や、着用時の対策について見ていきましょう。スキンケア方法や、市販薬を選ぶときの注意点についても紹介しますので、ニキビにお悩みの方はぜひご参考にしてください。
目次
高性能マスク「AIR M1」は「微粒子を99%カット」とブロック性能が高いのが特徴です。
日本唯一の繊維学部を持つ信州大学と共同開発した、ナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに使用。フィルターの重さは従来の1/100以下、厚みは1/200以下を実現しました。つけ心地が軽く、睡眠時間にマスクを着用してもストレスを感じにくいでしょう。極細繊維を使ったフィルターは呼吸がしやすいといったメリットもあります。実際に使用した方の中で9割以上が、従来のマスクとの違いを実感しています。ぜひ「AIR M1」をお試しください。
マスクが原因でニキビができるのはなぜ?
一般的に、ニキビができやすい条件として、「毛穴のつまり」「過剰な皮脂の分泌」「アクネ菌の増殖」の3つが挙げられます。マスクの着用は、ニキビとどのように関係しているのでしょうか。
はじめに、マスクの着用が原因となってニキビができる理由について解説します。
<原因1>肌が摩擦による刺激を受けるため
マスクが肌(顔の皮膚)とこすれるなど、摩擦による刺激がニキビの原因になります。例えば、マスク着用時に肌に触れている部分がこすれるほか、つけはずしの場面で摩擦が生じるといったことが原因として挙げられるでしょう。
また、肌には通常、外側からの刺激や内側からの水分喪失を防ぐ「バリア機能」が備わっていますが、日常生活においては、あらゆる場面で角層に外部刺激が加わります。これによりバリア機能が低下してしまった場合、肌はさらにマスクの刺激を受けやすい状態となってしまいます。
<原因2>マスク内が蒸れて雑菌が繁殖するため
息でマスク内が蒸れることも、ニキビができる要因の一つです。湿度が高くなることで皮脂や汗などの分泌が促進され、マスク内は雑菌が繁殖しやすい環境になります。ニキビができる原因の一つとされる、アクネ菌も増殖し、その結果ニキビができてしまうのです。
<原因3>マスクを外すと急激に乾燥し、水分が不足するため
マスクを外す際、内側にこもっていた水分が一気に蒸発します。このときに肌の水分まで同時に奪われ、肌が乾燥してしまうこともニキビの原因となるのです。乾燥すると、肌のターンオーバー機能がうまく働かなくなり、ニキビなど肌の不調を引き起こしやすくなります。
<原因4>合わない素材が肌を刺激するため
マスクに使われている素材が肌に合わないことも、ニキビができる原因の一つに挙げられます。マスクを選ぶときは、形や色など見た目でなく、素材についてもよく確認しておくことが大切です。
(参考:株式会社マルホ『ニキビの原因とは? 』『皮膚のうるおいを保つ物質とバリア機能』)
マスク着用時のニキビ対策5つ
マスク生活が続くなか、マスク着用時のニキビ対策が気になるという方もいるでしょう。ここからは、マスク着用時に気をつけるとよいポイントをご紹介します。
<対策1>通気性がよく、肌に優しいマスクを使う
ニキビの原因となるマスク内の蒸れを軽減するため、通気性のよいマスクを使いましょう。肌への刺激が少ないなど、肌に優しい素材を選ぶことも大切です。
不織布のマスクの場合、使われている素材はさまざまです。マスクに仕立てた際には、肌に優しく通気性のよいものもあるので、素材を調べて探してみるとよいでしょう。
<対策2>マスクが汚れたら新しいものに交換する
肌の清潔を保つために、マスクが湿ったり、汚れたりしたら交換しましょう。基本的には1日ごとの交換で問題ありませんが、マスクの内側の湿り気や汚れが気になったら新しいマスクとの交換をおすすめします。
「なかなかマスクを交換するタイミングがない」という方は、マスクと肌の間にガーゼを挟み、ガーゼのみ交換する方法もあります。
<対策3>マスク内の汗はこまめに拭く
運動時など、マスクの内側に汗がたまってしまったときは、ティッシュなどでこまめに汗を拭き取りましょう。肌への刺激にならないよう、優しく押さえるように拭き取るのがコツです。
<対策4>摩擦が起きやすい場所を保湿する
摩擦が起きやすい部位に、保湿剤のワセリンなどを塗っておくこともニキビ対策になります。頬や鼻、顎などに塗ることで、保湿剤が外部刺激から肌を守る役目を果たしてくれるでしょう。
(参考:株式会社マルホ『マスク着用中のニキビケアは?』)
<対策5>マスクのサイズを見直してみる
マスクニキビの原因は、マスクのサイズが自分に合っていないせいかもしれません。サイズが合っていないマスクは、ずれやすいため摩擦が起こりやすく、肌への刺激となるためです。ニキビなど肌トラブルにお悩みの方は、肌への摩擦・刺激を軽減するために、マスクのサイズを見直してみましょう。
ニキビの治し方・予防に取り入れたい暮らしのコツ
「ニキビができて、なかなか治らない」「ニキビがあっても、マスクを着用する必要がある」とお困りの方もいるかもしれません。健康な肌を取り戻すために意識したい、ニキビの治し方や予防するためのコツをご紹介します。
毎日の洗顔やスキンケアは丁寧に
スキンケアの基本は、肌を清潔に保つことです。洗顔時と洗顔後に分けて、ポイントを解説します。
【洗顔時のポイント】
洗顔では、洗顔料を十分に泡立てて、肌を強くこすらないようにしましょう。洗い過ぎは、乾燥による肌荒れにつながります。洗顔の回数は、朝と夜の2回(および汗をかいたとき)程度として、洗い過ぎないことも大切です。
洗顔料は、次のようなタイプから、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
- 保湿成分が含まれているもの
- 敏感肌用のもの
- ニキビに有効な成分を含んでいる薬用洗顔料(医薬部外品)
「泡」「固形石鹸」「パウダー」などさまざまな形態があるので、日常的に使いやすいものを選ぶのもポイントです。
【洗顔後のポイント】
洗顔後は、化粧水や乳液を使って水分や油分をバランスよく肌に補い、しっかりと保湿することがポイントです。保湿力が高く低刺激のものを選び、適切なスキンケアを行うことで、乾燥から肌を守ります。
ニキビがあると乳液やクリームなどを塗ることに抵抗があるかもしれませんが、適度な油分は必要です。水分が蒸発しないように肌に蓋をするイメージで、ニキビ肌に適したアイテムを選んできちんと保湿しましょう。
低刺激・ノンコメドジェニックの化粧品を使う
ニキビがあってもメイクしたい場合は、化粧品選びの際に以下のようなことを意識するとよいでしょう。
- 肌に刺激の少ない低刺激処方のものを選ぶ
- 「ノンコメドジェニックテスト済み」「ハイポジェニックテスト済み」と表示されている化粧品を選ぶ
ノンコメドジェニック・ハイポジェニックで「テスト済み」となっているものは、臨床試験を行い、ニキビの初期である「コメド」ができにくいとされている化粧品です。油分の多い化粧品はニキビの原因であるアクネ菌が毛穴で増殖するため、使用は控えましょう。
食生活を見直し、美肌づくりを
肌の状態を健康に保つためには、内側からのケアも欠かせません。食生活では、バランスのよい食事をこころがけましょう。
今の時点では、食生活とニキビの因果関係は明確になっておらず、日本皮膚科学会は「特定の食べ物を一律に制限することは推奨しない。極端な偏食は避け、バランスの良い食事を摂取することを推奨する」としています。
ダイエットのために糖質やタンパク質を避けるような食事は、栄養バランスが偏るため肌にとってよくありません。健康で美しい肌をつくるために、タンパク質やビタミン、食物繊維など、さまざまな栄養素を摂りましょう。
(参考:日本皮膚科学会『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023』)
ストレスをためないことも大切
肌不調の原因となるストレスをためないことも大切です。自分自身の心の状態に気づき、暮らしのなかでこまめにストレスを解消できるような工夫をしていきましょう。ストレッチなどの軽い運動や、好きな香りでリラックスすることもおすすめの方法です。
(参考:日本皮膚科学会『日常生活で注意することはありますか?』)
睡眠不足にも注意
質の良い睡眠は、体のホルモンバランスを整えて、肌のターンオーバー(新陳代謝)サイクルを正常に保つために重要です。寝ている間に分泌される成長ホルモンが肌のターンオーバーを促し、肌の細胞が新しく生まれ変わるためです。
特に重要なのが、「ノンレム睡眠」と呼ばれる入眠から3時間のうちに訪れる深い睡眠で、ノンレム睡眠中に成長ホルモンの分泌が盛んになることから、眠りの質を高めることが肌トラブル対策になります。夕方以降は次の事柄に注意して、睡眠の質を上げましょう。
- コーヒーなどカフェインが入った飲み物を控える
- 寝る前にスマホやテレビを見ない
- 夕食は就寝の3時間前までにすませる など
(参考:e-ヘルスネット『快眠と生活習慣』)
ニキビを防ぐなら通気性抜群の高機能マスク「AIR M1」がおすすめ
ニキビを防ぐために、通気性のよいマスクを選ぶならナフィアスの「AIR M1(エアーエムワン)」がおすすめです。
「AIR M1」は、日本で唯一の繊維学部がある信州大学と共同開発したナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに採用。
「微小粒子捕集効率99%」と高性能なブロック機能を持ちながら、従来のフィルターと比べたときの厚みは1/200と驚異的な薄さを誇り、マスク着用時の蒸れを大幅に軽減。非常に通気性がよく、つけ心地の軽さが特徴のマスクです。
マスクが原因のニキビが治らないときは?
これまでにご紹介したニキビ対策をしても、治らない場合はどうすればよいのでしょうか。ここでは、ニキビが治りにくいときの対処法をご紹介します。
ニキビ薬を使うときは、適切なものを選ぼう
ニキビがなかなか治らないと感じたら、市販のニキビ治療薬を使うのも一つの方法です。肌の炎症を抑える成分が含まれている薬や殺菌成分が入った薬などがあるので、自分の症状にあったものを選びましょう。最近は、市販の内服薬もあります。皮脂や水分量を整える、肌の新陳代謝を促す、炎症を抑えるなどの成分が含まれているため、塗り薬と併用するのもおすすめです。
軟膏や液体、ジェルなど、薬のタイプもさまざまです。顔に塗る薬はマスク着用時に使用することを考えて、匂いが強すぎないか確認しておきましょう。
症状に適した薬がわからない場合は、薬剤師に相談することをおすすめします。ニキビが悪化した場合はすぐに薬の使用を中止し、皮膚科を受診しましょう。
ニキビが治らないときは皮膚科受診も検討を
ニキビ対策をしても治らないときは皮膚科の受診をおすすめします。ニキビは「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気で、健康保険適用で治療を受けられます。昔のニキビ治療と違い、現在はさまざまな治療方法があるので、塗り薬や飲み薬など症状にあわせて薬を処方してくれるでしょう。ニキビが悪化すると治療に時間がかかり、跡が残る場合もあるため、早めの受診がポイントです。
(参考:日本皮膚科学会『皮膚科での治療法は?』)
マスクニキビ対策を取り入れて、肌の調子を整えよう
マスク着用時は、蒸れや摩擦でニキビができやすく、なかなか治らないケースも見られます。丁寧なスキンケアのほか、食生活やストレスなど、内側からのケアが美肌づくりのポイントです。通気性のよいマスクを選ぶなど、日頃からニキビ対策をして、肌の健康を保ちたいですね。