花粉症で仕事にならない!症状を抑えるグッズ・職場に取り入れたい対策を解説
2024.01.30花粉症のこと「花粉症の症状がつらくて仕事にならない」と悩んでいませんか。取り入れやすい花粉対策を知りたいという方もいるでしょう。花粉症が生産性を低下させることは間違いなく、個人だけでなく、職場でも花粉対策を行えるとよいでしょう。この記事では、仕事に集中するための花粉症対策や、職場で取り入れたいグッズなどを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
高性能マスク「AIR M1」は「微粒子を99%カット」とブロック性能が高いのが特徴です。
日本唯一の繊維学部を持つ信州大学と共同開発した、ナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」をフィルターに使用。フィルターの重さは従来の1/100以下、厚みは1/200以下を実現しました。つけ心地が軽く、睡眠時間にマスクを着用してもストレスを感じにくいでしょう。極細繊維を使ったフィルターは呼吸がしやすいといったメリットもあります。実際に使用した方の中で9割以上が、従来のマスクとの違いを実感しています。ぜひ「AIR M1」をお試しください。
「花粉症で仕事にならない」と悩む人は多い
今や国民病ともいえる花粉症は、仕事効率にも影響を及ぼすことが分かっています。パナソニック株式会社が2020年5月に行った「社会人の花粉症に関する調査」によると、花粉症を患う社会人1,324名のうち約8割が「花粉症の症状が仕事のパフォーマンス低下に影響している」と回答しています。
また、1日のうち「花粉症により仕事のパフォーマンスが低下していると感じる時間」は平均で約2.8時間です。花粉症に起因する労働力低下の経済損失額は、1日あたり約2,215億円と推計されました。また、花粉シーズンに有給休暇を取得したい人や、在宅勤務を希望する人の割合も増加しています。(パナソニック調べ)
上記の結果から、花粉症の症状で悩んでいる人は非常に多いことが分かります。花粉シーズンは仕事の効率が下がるため、企業の生産性低下にもつながりやすく企業側としても何らかの花粉対策が必要でしょう。近年は、福利厚生として花粉症対策に取り組んでいる企業も増えています。
【関連記事】企業が従業員の花粉症対策をする理由。福利厚生として導入した事例、生産性向上など。
花粉症の症状とは?
実際に現れる花粉症の症状は人によってさまざまですが、一般的な症状として次のようなものがあります。
・目のかゆみ
・喉のかゆみや痛み、咳
・肌荒れ
・頭痛
・発熱
上記の症状が現れた場合、仕事に支障がでる場面もあるでしょう。
- 集中力や判断力が下がる
- 商談中にくしゃみが止まらなくなり、顧客に心配された
- 鼻声になり、電話で話が伝わらない
- 涙目になって書類が見えにくい
- 業務効率が下がるので残業しないと仕事が終わらない
- 車の運転に支障が出る など
年度末が決算の企業では、スギ花粉症の時期と決算期が重なるため、仕事の忙しさと花粉症で大変な思いをしている方も多いようです。
【関連記事】花粉症の症状7つ。風邪との違いや原因、治療・対策方法をチェック
仕事に集中するための花粉症対策
花粉症でも仕事が休めないときや仕事に集中したいときもあるでしょう。ここでは、すぐに取り入れられる花粉症対策を紹介します。
マスクを着用する
花粉症対策の基本は、マスクを着用して、アレルゲンである花粉を吸い込まないことです。マスクを正しく着用すると、鼻に入る花粉の量を1/3〜1/6に減らすことができると言われています。花粉をブロックするためにマスクを着けて、花粉から身を守り、症状の発生を抑えましょう。
マスク選びのポイントは、花粉や微小粒子のブロック率が高いものを選ぶことと、隙間から花粉が入らないように自分に合うサイズのマスクを選ぶことです。
株式会社ナフィアスが販売している「AIR M1(エアーエムワン)」は、「花粉捕集効率99%」とブロック性能が高い、高機能マスクです。
AIR M1は、日本で唯一の繊維学部を持つ信州大学との共同開発で誕生した、ナノテク繊維素材「NafiaS®(ナフィアス)」を使用。マスクに使用しているフィルターの重さは従来の1/100以下、厚みは1/200以下の「薄い・軽い・柔らかい」マスクとなっています。
耳ゴムを必要以上にキツくしなくても顔にマスクがフィットするため、長時間の着用となる方にもおすすめ。従来品と比較すると最大3倍の通気性能で、花粉症対策と息のしやすさを両立しており、実際に使用した方の90%以上が、従来のマスクとの違いを実感しています。是非この機会にお試しください。
メガネを装着する
メガネをかけることも花粉症対策となります。花粉症用のメガネはフレームに防御カバー(フード)がついているため、眼に入る花粉を約65%カットできます。普段使いのメガネでも、眼に入る花粉量を約40%カットします。
普段はコンタクトレンズを使用している方も、花粉シーズンはメガネを使用するのがおすすめです。コンタクトレンズが刺激となり、アレルギー性結膜炎の症状が悪化する恐れがあるためです。外出のときだけメガネに替えることも有効なので、対策として取り入れてみてはいかがでしょうか。
(参考:環境省『花粉症環境保健マニュアル2022』)
静電気防止スプレーを活用する
着ている服の組み合わせによっては、繊維の摩擦で静電気が発生し、花粉を引き寄せてしまいます。花粉を寄せ付けないためには、静電気防止スプレーの活用もおすすめです。外出前に、スプレーの水分が乾くぐらいのタイミングで、上着やスカート・ズボンの裾まわりなどにしっかりスプレーして、静電気の発生を抑えましょう。
在宅勤務を取り入れる
花粉が多い日は、可能であれば仕事を在宅勤務にするのも花粉症対策の一つです。外に出る機会を減らすことで、花粉との接触を軽減できます。職場にもよりますが、花粉シーズンだけでも在宅勤務を取り入れられるか検討してみてはいかがでしょうか。
【関連記事】花粉症のつらい症状を抑える対策・グッズを紹介。食事に関する疑問も解説
職場に花粉症対策を取り入れたい場合
企業には、従業員が健康・安全に働けるように労働環境を整備する義務があります(安全配慮義務)。個人でできる花粉症対策には限界があるため、職場で花粉症対策が取られていないと感じる場合は、労働環境の改善を提案することも考えてみるとよいでしょう。
近年は、福利厚生に「花粉症手当」を導入して、診察代の補助やマスクなど物品支給を行っている企業もあります。以下の記事で対策の必要性や導入事例などを詳しくご紹介していますので、参考にしてください。
【関連記事】企業が従業員の花粉症対策をする理由。福利厚生として導入した事例、生産性向上など。
空気清浄機の導入
職場に空気清浄機を設置することで、花粉が多く舞うのを防げます。多数の人の出入りがある職場は、花粉が室内に侵入しやすい環境です。空気清浄機は空気を吸い込み、細かなフィルターで花粉をキャッチするため、職場内の花粉を減らすことができます。
花粉症の時期など、一定期間のみ空気清浄機を使用する場合は、法人向けのレンタルを利用する方法もあります。
室内湿度の管理
加湿器などで、湿度を上げることも花粉症対策につながります。花粉の性質として、空気中の水分を含むと重くなり、床(地上)に落ちます。
空気が乾燥している室内では花粉が舞い上がりやすくなるため、湿度を管理して、花粉を吸い込むリスクを軽減しましょう。床に落ちた花粉をそのままにしておくと、空気が乾いたタイミングで花粉が舞い上がってしまいます。花粉が職場内で飛散することがないように、床や家具などを拭き掃除して、花粉を取り除くことも大切です。
窓の開閉は最小限に
ほとんどのエアコンや空気清浄機は、室内の空気を循環させるのみで換気機能がないため、換気のためには窓を開ける必要があるでしょう。窓を開けるときは、全開にすると大量の花粉が室内に流入するため、開ける幅を最小限に抑えることがポイントです。
環境省の「花粉症環境保健マニュアル2022」によると、窓を開ける幅を10cm程度にして、レースのカーテンを取り付けることで、花粉の流入を約4分の1に減らすことができるとしています。
ただし、花粉はカーテンに残っている状態になるため、床や窓の桟をこまめに掃除するとともに、カーテンも定期的に洗うことが大切です。
自宅に取り入れたい花粉症対策
花粉症の症状を抑えるためには、職場だけでなく、日頃から花粉症対策を取り入れることが重要です。どのような花粉症対策が有用なのか見てみましょう。
帰宅時はうがい・手洗い・洗顔をする
家に帰ったら、うがい・手洗い・洗顔で、顔や手など自分の体についている花粉を落とします。洗顔は、眼の周りや鼻についた花粉を吸い込まないように、丁寧に洗いましょう。
帰宅してすぐにお風呂やシャワーに入ると、髪についた花粉も落とすことができます。
衣類についた花粉は玄関でしっかり払い落とす
会社など外出先から帰宅したときは、外を歩いたことで自分に花粉が付着している状態です。花粉を家の中に持ち込まないように、髪や上着などについた花粉を、玄関先で落としてから家に入ります。
帽子や服などを振ったり叩いたりすると花粉が舞い上がるため、粘着シートやウェットティッシュを使うとよいでしょう。上着やバッグなどを家の中へ持って入らないように、玄関にハンガーラックなどを置くのもおすすめです。
洗濯物は部屋干しする
花粉シーズンの洗濯物は、外ではなく部屋干しで乾かしましょう。外干しにすると、花粉が洗濯ものに付着するためです。洗濯物を取り込むときに花粉も室内に入ることになり、部屋に花粉が入ってしまう原因となります。
生乾き臭を抑えるために、エアコンのドライ機能や扇風機などを使用して、部屋の中で空気の流れができるようにして干すとよいでしょう。
花粉症の症状が強い場合は病院の受診も検討を
花粉症の症状が強い場合は、医療機関の受診も検討しましょう。症状が軽い場合は市販薬でやり過ごせるかもしれませんが、花粉症は風邪と違って自然治癒することはありません。適切な治療を受けるよう心がけましょう。
・市販薬が効いていない(花粉症以外の病気の可能性)
・薬の服用に制限がある(妊娠中や授乳期、緑内障などの持病、車の運転など)
・花粉症以外のアレルギー、喘息、アトピー性皮膚炎などを併発している
花粉症は症状が出る前から治療を受けられる
花粉症は症状が出る前から治療を受けることが可能なため、「初期療法」を受けるのもおすすめです。花粉シーズンに入る2週間ほど前から予防的に治療を受けて、症状緩和を図ります。
花粉症を寛解する「アレルゲン免疫療法(減感作療法)」
「アレルゲン免疫療法(減感作療法)」とは、アレルギーの原因物質を含んだ薬を少しずつ体に入れていくことで、体のアレルギー反応を弱める治療法です。現在、スギ花粉とダニのアレルギーに効果があるとされています。
薬を注射する「皮下免疫療法」と、薬を舌の下に含む「舌下免疫療法」があり、いずれも保険適用です。2年〜5年と長期の通院が必要ですが、症状がひどくて生活に支障が出ている方や薬の服用に不安がある方には、おすすめの治療法といえるでしょう。
その他に、十分な睡眠や規則正しい生活など、体の調子を整えることも大切です。
(参考:アレルギーポータル『花粉症』)
花粉症の時期も仕事に集中できる対策を取り入れよう
花粉症で仕事にならないと悩む方に向けて、花粉症対策のポイントをご紹介しました。対策は気軽に取り入れられるものから試してみるほか、1日の多くの時間を過ごす職場でも、花粉症対策を取り入れられるのか検討してみるのもよいでしょう。マスクやメガネなどのアイテムや、過ごしやすい工夫を取り入れて、花粉シーズンを乗り切れるとよいですね。