防災グッズはどこで買える?最低限用意しておきたいものとは
2023.05.05防災のこと「防災グッズはどこで買えるのか気になる」「おすすめの購入場所が知りたい」という方もいるでしょう。防災グッズは、ホームセンターや100円ショップなど、身近な場所で買うことができます。
今回は、防災グッズを買える場所について、それぞれの特徴を詳しく解説します。家族構成別に用意しておきたい防災グッズや選ぶポイントについても紹介しますので、防災グッズの準備にお役立てください。
目次
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備えよう!災害時に役立つ防災グッズ
災害などの非常時に利用する、防災グッズ。近年、自然災害に対する防災意識はより一層高まっています。同時に、防災対策の一つとして防災グッズの需要も増加しており、現在ではさまざまな場所で防災関連のグッズを手に入れることができるようになりました。
電気やガス、水道が使えない状況では、トイレや食事などにも困り、場合によっては命に関わることもあるでしょう。自分や家族のため、いざというときに役立つ防災グッズを揃えておくことが大切です。
防災グッズはどこで買える?7つの購入場所
防災グッズを購入できる7つの場所について、順に紹介していきます。
・ホームセンター ・家電量販店 ・アウトドアショップ ・スーパー、コンビニ ・ドラッグストア ・通販サイト ・100円ショップ |
ホームセンター
ホームセンターは、日曜大工用品・園芸用品から生活雑貨まで幅広く扱う大型小売店です。販売している商品の種類が豊富なので、ホームセンターに行けばほとんどの防災グッズを揃えられるでしょう。最近では、防災に対する意識が高まっていることから、おすすめの防災グッズを集めたコーナーを設置している店舗もあります。
オリジナル商品やアイデア商品などの多種多様な防災グッズから、自分に必要なものを選んでみてはいかがでしょうか。
【ホームセンターで防災グッズを購入するメリット】 ・さまざまな防災グッズを一度に揃えることができる ・オリジナル商品やアイテムを揃えている店舗もある |
家電量販店
家電量販店は、テレビやパソコン、オーディオ機器など家電製品を多く扱う大型小売店です。量販店ならではの安さ、豊富な品揃えが魅力です。災害時に備え、大容量バッテリーなどの防災家電を用意しておきたい場合は家電量販店に行くのがおすすめ。「どれを選んだらよいかわからない」と悩んだら、電化製品に詳しい店員に相談できます。
家電量販店で購入できる防災家電グッズには、以下のようなアイテムがあります。
- モバイルバッテリー
- 大容量バッテリー
- LEDランタン
- 防災ラジオ
- 充電テレビ
- 発電機 など
上記以外にも、大型店舗では家電以外の防災商品を幅広く取り扱っているので、まとめて防災アイテムを揃えることも可能です。
【家電量販店で防災グッズを購入するメリット】 ・他所では買えない防災家電アイテムが揃っている ・防災家電アイテムの選び方について相談できる |
アウトドアショップ
アウトドアショップで防災グッズを買うのも一つの方法です。アウトドアグッズは、そもそも自然の中で使用される事を想定されて作られたものなので、災害時にも役立てることができるでしょう。「耐久性の高いもの」や「優れた機能を備えたもの」が揃っています。
キャンプや登山などアウトドアが好きな方は、防災対策にもなるアウトドアグッズを防災グッズとして準備してみてはいかがでしょうか。
アウトドアショップで購入できる防災グッズには、以下のようなアイテムがあります。
- 頭部に装着するヘッドライト
- 応急処置キット
- 防水性のあるバッグ、レインコート
- 外で調理しやすいアウトドア用のクッカーセット
- 寝袋やテント など
有名なアウトドアブランドの商品のなかには高額なものもあります。防災グッズを準備するための予算を考えたうえで、アイテムを揃えるとよいでしょう。
【アウトドアショップで防災グッズを購入するメリット】 ・キャンプやアウトドアで活用できる ・お気に入りのブランドから選ぶことができる ・見た目がおしゃれなアイテムが多い |
スーパー・コンビニ
日頃利用することも多いスーパー・コンビニなどでも、災害時に役立つ食品などが買えます。普段の買い物のついでに買っておくと備えになるでしょう。
スーパー・コンビニで購入できる防災グッズには、以下のようなアイテムがあります。
- 紙コップ、紙皿
- 缶詰
- 乾物
- 乾麺
- レトルト食品、インスタント食品
- 水、ジュース など
スーパー・コンビニなど普段の生活圏で手に入る備蓄品に関しては、「ローリングストック」を取り入れるのがおすすめ。ローリングストックとは普段の食品を少し多めにストックし、食べた分をまた買い足し、備蓄品を循環させながら管理する方法です。防災対策の一環として実践してみてはいかがでしょうか。
参考:農林水産省『災害時に備えた食品ストックガイド』
【スーパー・コンビニで防災グッズを購入するメリット】 ・食品が豊富に揃っている ・日常の買い物とあわせて購入できる ・ローリングストックを取り入れやすい |
ドラッグストア
ドラッグストアは、医薬品をはじめ化粧品や日用雑貨、食品や飲料などを販売する小売店です。災害時に備えるための薬や生活用品を買うときは、ドラッグストアがおすすめです。ドラッグストアで購入できる防災グッズには、以下のようなアイテムがあります。
- 絆創膏、包帯などの応急手当アイテム
- ドライシャンプー
- トイレットペーパー・ティッシュペーパー
- ウェットティッシュ
- 生理用ナプキン
- 粉ミルク
- 離乳食用レトルト食品
- カイロ など
ドラッグストアでは、絆創膏や包帯、傷の悪化を防ぐ軟膏やピンセットなど、災害時に怪我をしたときの応急手当アイテムが揃います。また、災害時は環境の変化から体調不良になるケースも多々見られます。その場合に備えて、解熱鎮痛薬や整腸剤などの常備薬も用意しておくのがおすすめです。
【ドラッグストアで防災グッズを購入するメリット】 ・生活用品や薬が豊富に揃っている ・スーパーなどより安く購入できる商品もある |
通販サイト
「さまざまな商品を比較検討して、自分に合ったものを選びたい」「店頭にない防災グッズを探している」といった場合は、通販サイトの利用がおすすめです。通販サイトでは、さまざまなケースを想定した豊富な種類の防災グッズが売られています。気になる商品を簡単に検索でき、理想に合ったものを見つけられるでしょう。
自宅に届けてくれるため、重いものやかさばるものの買い物にも適しています。送料無料で購入できる場合もあり、自宅備蓄用の食品や、飲料水のまとめ買いなどにもおすすめです。
【通販サイトで防災グッズを購入するメリット】 ・さまざまな商品の中から比較検討して選べる ・重たいものでも自宅まで届けてもらえる ・通販でしか購入できないアイテムもある |
100円ショップ
100円ショップ(100均)にも衛生用品やレジャー用品、キッチン用品や文房具など、防災グッズとして活用できる商品が豊富にあります。低価格なうえ、水につけると膨らむ圧縮タオルなどアイデア商品が買えるのも、100円ショップの魅力でしょう。
注意点として、商品によっては災害時の使用において機能が十分でないものや、使いにくく感じるものもあります。実際に、「モバイルバッテリーを買ったが、充電に時間がかかる」「防災ホイッスルの音が小さい」といった声もありました。
一時的な使用に限定されるアイテムなら、不便さや耐久性の低さも気にならないかもしれません。消耗品などを100円ショップで用意するなど、使い方にあわせて購入品を選ぶのもおすすめです。
【100円ショップで防災グッズを購入するメリット】 ・低価格で購入できる ・100円ショップならではのアイデア商品がある ・食品と生活用品の両方を揃えられる |
【ケース別】用意しておきたい防災グッズ
ここからは、避難するときの持ち出し用グッズとして用意しておくとよい防災アイテムを紹介します。基本的なもののほか、子ども、高齢者、女性などケース別の備えもご紹介していますので、防災対策にお役立てください。
避難するときに持ち出す基本アイテム
非常時に持ち出す水は、最低でも1日分必要です。1人当たり1.5リットル程度を目安に考えましょう。食品は、避難先でも手軽に食べられる、調理不要のものがおすすめです。食事とあわせて、チョコレートなどのお菓子を入れておいてもよいでしょう。
靴は、防災シューズとして、がれきやガラス片から足を守るための頑丈な靴もあります。紐のないスニーカーのようなタイプならサッと履きやすいでしょう。
小さな子どもがいる家庭
●ミルクやオムツなど育児用品も必要
ミルクは、キューブタイプのほか、哺乳瓶に注いでそのまま飲める液体タイプもあります。子どもによっては、ミルクの味や飲み口が違うと嫌がる場合もあるので、日常の中で使ってみておくと安心でしょう。おむつ交換が夜間も必要な場合は、手元を照らすライトも用意しておくのがおすすめです。
高齢者がいる家庭
●常備薬やお薬手帳の用意も
介護が必要な高齢者がいる家庭では、普段から飲んでいる薬やお薬手帳などを用意しておきます。防災リュックに数日分を入れておき、新しく薬を処方された際には入れ替えるとよいでしょう。夜中に大きな地震が起こることも想定して、老眼鏡など予備のメガネも避難用セットに入れておくと安心です。
女性の場合
●生理用品や防犯グッズがあると安心
女性の場合は、ナプキンなどの生理用品と中身の見えないゴミ袋を忘れずに入れておきましょう。避難所は、仕切りや更衣室がないことも想定されます。生理用ナプキンは、下着を取り替えにくい場合にも役立つでしょう。
災害時、避難所などで安心して過ごせるよう、防犯ブザーなど身を守るための用意も考えておきましょう。
参考:首相官邸『災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~』
なにを買う?防災グッズを選ぶときのポイント
防災グッズは、価格や機能もさまざまです。買うときに、「どれを選べばよいかわからない」と迷っている方もいるのではないでしょうか。防災グッズを選ぶときに押さえておくポイントをご紹介します。
使用する場面に応じて選ぶ
防災グッズは、0次・1次・2次の3つの場面に分けて用意しておくことをおすすめします。
0次の備えとは「普段から持ち歩く防災グッズ」のことです。外出時に非常事態が起きた場合を想定して、外出先から自宅や避難所まで移動する際に必要なものを用意します。いつも使用する通勤カバンなどに入れられるよう、必要最低限のアイテムに絞り、コンパクトにまとめるとよいでしょう。
1次の備えは「自宅から避難する際に持ち出す防災グッズ」です。移動時の持ち運びやすさや、避難所でのすごし方もイメージして選びましょう。
2次の備えは、在宅避難などを想定した「長期化した場合の備蓄」です。最低でも3日間、自力ですごせるような用意をしておくことが大切です。家族の人数にあわせて備えましょう。
日常備蓄を取り入れやすいモノを選ぶ
災害用の備蓄は、災害が起きない限りしまい込んだままにしている人も多いのではないでしょうか。その場合、いざというときに賞味期限が切れていたり、古すぎて使えなかったりといった失敗が起こりやすいものです。
備蓄品は、日常的に使え、災害時にも役立つものを選ぶと上記のような失敗を避けられます。
食品のほか、ウェットシート、電池などは定期的な入れ替えが必要です。東京都防災ホームページでは、日常備蓄についてより詳しく理解したい人向けのパンフレットが用意されています。ぜひ参考にしてください。
十分な機能を備えているものを選ぶ
防災グッズを選ぶとき、災害時に自分や家族が使うときに十分な機能を備えているのかも重要です。例えば、モバイルバッテリーなら充電にどのくらいの時間がかかるかなども、購入時にチェックしておきたいポイントです。
非常時用の毛布などの快適性や、非常食は家族がおいしく食べられるものかなども考えて選びましょう。
必要な防災グッズを揃えて災害時に備えよう
防災グッズは、ホームセンターや通販、100円ショップなどさまざまなところで買えます。一時的な使用に限定される商品や耐久性のある本格的なものなど、買う場所によって品揃えも変わるため、欲しいものにあわせて購入場所を検討することがポイントです。家族構成や使用シーンもあわせて考えながら、防災対策を進めてみてはいかがでしょうか。